カルヴィン・ハリスのMVにフェラーリ512BBとナロー・ポルシェが登場

15_ch1

スコットランド出身のDJ、カルヴィン・ハリスの「We’ll Be Coming Back ft. エグザンプル」のミュージック・ビデオに「フェラーリ」512BBと「ポルシェ」911 Tが登場している。

2014年に発表されたシングル「Summer」は、米国と英国のダンスチャートで1位を記録。また、世界最大のビジネス誌「フォーブス」によると、昨年78億円を稼いで世界DJ長者番付では2013年に引き続き2年連続堂々1位を獲得、同誌に「EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のキング」と言わしめた。私生活では、「マクラーレン」MP4-12Cを所有し、彼女のリタ・オラと仲良くパパラッチされている。

15_ch2

2012年に発表された「We’ll Be Coming Back ft. Example」は英国シングル・チャート2位を記録。このミュージック・ビデオでカルヴィン・ハリスが運転しているのは、1976年に発表された「フェラーリ」512BB。排気量4,942cc、BB(ベルリネッタ・ボクサー)と水平対向エンジンを示す表記があるが、実際は水平対向エンジンではなく180度V型12気筒エンジン。最高出力は360ps、最大トルク46.0kgmにより最高速度は302km/hを誇り、当時の公道世界最速車だった。そして流麗なデザインは、フェラーリ社の歴史のなかで、重要な役割を果たすピニンファリーナとスカリエッティの共同プロジェクトによるもの。

15_ch3

一方のエグザンプルが操る「ポルシェ」911 Tは1973年製。廉価版としての役目を担う912の後継車であると同時に、レース車両のベースとなるモデルでもあった。こちらは正真正銘の水平対向エンジン、排気量は2,341cc。空冷の6気筒エンジンによる最高出力は140ps、最大トルク20.5kgmを発生させた。また現在でもスマートなボディーから「ナロー」の名前で親しまれている。いまやポルシェ社のアイコン的な存在となったボディデザインは、創業者を父に持つフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェが担当した。

ロサンゼルスで撮影されたというミュージック・ビデオ。女性警察官の「ヤマハ」YZF-R1、512BBと911 Tという名車達によるカーチェイスが楽しめる。

15_ch4

<text : 坪谷 直哉>
画像/動画出典:YouTube

http://youtu.be/kPC_evpbwDM

LINEで送る

Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+Pin on PinterestEmail this to someone
2015-02-14 | Posted in エンタメ, クルマ  

関連記事