バイク × 食の美味しい関係 ( ドゥカティ × ブラッカウズ )

秋の晴れ渡る空の下、「ドゥカティ」スーパーバイク 899 パニガーレに股がり、少し前から耳にする「おひとり様」をアウトドアで体験するために、海へと向かう。

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快適なスーパーバイク
ドゥカティと聞くだけで、高度なライディング技術が必要と思われがちだが、899 パニガーレにおいては、それは当てはまらない。とても素性が良く乗りやすいからだ。実際、BMWのスーパーバイクS1000RRと比べても違和感がないように感じた。またS1000RR同様に、トラクションコントロールやABSが採用されたことで精神的な安心感をもたらしている。899 パニガーレがそのアルミモノコックフレームに納めるのは、1968年から継承されているデスモドロミック機構で制御された総排気量898cc、L型2気筒・4バルブエンジン。また高性能化、車重の軽量化、メンテナンスコストの削減を可能としたドゥカティ社の最新技術であるスーパークアドロシステムが採用されている。そして日本仕様のマフラーは、MOTO-GP等のレースで実績を残している「テルミニョーニ」を採用したことで魅力が増している。(取材車両とは形状が異なる)

アークティック・ホワイト・シルクと呼ばれるマットホワイトに塗られた899 パニガーレ。その凄みがあるフロントセクション、個性的なLEDリアランプから、「ランボルギーニ」アヴェンタドールを連想させる。デザインの雰囲気が似ているのは偶然だが、実は両社ともにイタリアブランドでありながら、独フォルクスワーゲングループに籍を置く。また今年のパリモーターショーでは、フォルクスワーゲンからドゥカティ 1198のエンジンを採用したハイブリッドカー、「XLスポーツ」が発表された。
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一年もの歳月を費やして完成した『ブラッカウズ』のハンバーガー
海へ向かう道すがら、大人気ステーキ・ハンバーグ専門店の「ミート矢澤」の姉妹店となる「ブラッカウズ」が入る大丸東京店に立ち寄り、大本命のベーコン・チーズ・アボカドバーガーをテイクアウトする。ちなみに大丸東京店が提携している駐車場には、大型バイクに対応する駐車場もあり便利だ。

899 パニガーレでの快適なツーリングで心を満たしたあとは、海を見ながらベーコン・チーズ・アボカドバーガーでお腹を満たす。一口齧ると黒毛和牛100%のパテを使用したジューシーな旨味とボリューム感が、海外で食べて美味しかったハンバーガーの記憶を呼び起こし、さらに風味豊かな千葉県産の「なでしこポーク」や自家製ソースのコク、アボカドの爽やかさが口の中に広がった。さすが日本で発想されたハンバーガーだけあって綿密に計算されたうえにバランスが優れている。それもそのはず、ハンバーガーに使用される全ての食材に拘り、一年の歳月をかけて試行錯誤した末に完成したという。

黒毛和牛100%のパテを使用した本格的なハンバーガーは、母体となる黒毛和牛専門の精肉卸をしている株式会社ヤザワミートならでは。前述の899 パニガーレが「テルミニョーニ」のマフラーを採用したことで、魅力を高めたように、こちらのバンズには大人気のパン屋、メゾンカイザーと日清製粉が共同開発した「メゾンカイザートラディッショナル」を使用したことで食感や風味にも貢献している。
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今度の週末、ブラッカウズのハンバーガーとともに、海に山へと「おひとり様」ツーリングに出掛けるのはどうだろうか。自然の中で、美味しいものを食べる醍醐味に病み付きになること請け合いだ。

<問い合わせ先>
ミート矢澤&ブラッカウズ 大丸 東京 テイクアウトステーション

<text : 坪谷 直哉 photo : 上田 穂高>

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